2025-05-18

こころも染まる

こんにちは♪

ヘチマ棚を親切なご近所さんに手伝ってもらい、なんとか作れたのに

やはり…天気予報が曇りと☂️マークが多くてガッカリのひかるです

自然の力には敵わないので

何とか日差し不足でも育って下さい!と願うばかり

先日、

そんな自然の力の奥深さと、そこから恵みを得た遥か昔の人々と

忘れ去られてきた日本の文化を復活させる『想い』に感動できた1日を過ごして参りました

【日本茜染】体験

https://www.instagram.com/hamamatsu.hechima?igsh=MWF6NmIyYWQyY2g0NA==

浜松ヘチマプロジェクトの三佳さんのご案内で

https://www.instagram.com/nipponakane?igsh=MXZ6N3luMGtldDFjaw==

https://www.instagram.com/kasaya_gihei?igsh=MW03dzNzdmN3aHRieA==

日本茜を復活させるべく活動されている杉本さんの日本茜染体験&勉強会

三佳さんから【日本茜】のお話は伺っていて、染まったヘチマの赤色は素敵♡

日本茜は貴重なんですね

そんな染めの体験ができるんだ〜

という、正直ちょっと見に来ました感覚で参加

日本茜からの染料の抽出は前日から杉本さんと参加者さん達が済ませて下さっていて

私達は染めさせてもらうだけの楽をさせてもらいました

(しかし、他の参加者さん達は煮出し抽出なども知識をお持ちのようで、そこが醍醐味でもあったようです)

赤・黄・桃と

液の色が絹や木綿の糸に吸い取られて変わっていきます

温度を高くしたり、2度、3度と繰り返し液に浸す事で色味が変わっていき

同じボール内の液で染めても人により色が違い

日本茜の根から染料を抽出するところから、染料の色のコントロールから全て

本当に地道な地味な作業であり化学

そして何より

日本茜の栽培が大仕事

根を採取するのに3年はかかり

日差しは必要でも暑さにも弱い

茎には細かいトゲもあるので、氣を抜くと皮膚をひっかかれ

と、決して楽しい栽培ではないそうで…

遥か昔は卑弥呼の時代の文献に登場し、高貴な緋(赤)として重用され

開国後初の日本の国旗【日の丸】が作られた時は必ず日本茜でなければ、と言われ

“茜色の空”という言葉としても残っているのに…

約800年の間、表舞台から消え、忘れられ、西洋茜に取って代わられ、育て方も染め方も何もかも、細かい資料がほとんど無いところから

手探りと失敗を繰り返して16年

ご自分で試行錯誤しながら得た知識と技術を杉本さんは何の惜しみもなく、伝えてくれます

その氣持ちはひとえに

「日本茜を復活させたいから」という『想い』

日本伝統文化が大好物でも、愛国心が際立って強いワケでもない私でも

杉本さんの想いには心が動かされました

56歳の時に日本茜の復活を決め、足掛け16年

ご本人が地味に地道に日本茜を育て、染料を抽出し染める実験と失敗を繰り返しながらの各地へ日本茜を伝える為の遠征

70代を超えたとは思えないバイタリティーで海外へも。

日本茜を「茜ちゃん」と呼び

日本茜の事を話される時は子供のような笑顔

私達も一緒に楽しくなり

時前持ち込み染め体験では

イケヤと私が染めれるかなぁ〜と持参したのは

人工パールとコットンパールと消しゴム

消しゴムは笑われましたが楽しい実験材料になり

見事“蒲鉾消しゴム”に変身!

↑そしてこちら日本茜バーム

日本茜の成分は古来より漢方としても使われ

それも特に女性に効果の高い成分との事🙌

シミ・シワに効果のある天然成分のみのバームに日本茜が変身

(当店にサンプルがあるので是非お試し下さい)

パッケージは和紙を日本茜で染め上げて手作業で折られた1つ1つオリジナル

因みに、根気よく箱を折るのは杉本さんの息子さんの美しい男子タカさん

日本茜で染めた色々な商品の開発から、父である杉本さんのサポートまで、しっかり。

次世代に続けていこう!という想い

染めの体験から

杉本さんの想いから

思わず欲しくなる商品から

しっかり心まで日本茜に染まった1日でした

白黒のカモメさん

白の部分が高貴な緋色に染まったら、可愛いかしら?

と思うも実現はしないので(笑)

染めた絹糸をかけてみましたが…

うーーーーん

育ちが高貴ではないので…ですかね?

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